大阪広域生コンクリート協同組合 理事長挨拶
大阪の生コンクリート業界では、平成27年7月に大阪広域生コンクリート協同組合に阪神地区生コン協同組合、大阪レディーミクストコンクリート協同組合、員外社の各社が個別に加入するという形で大同団結が行われました。
さらに平成29年4月には神戸生コンクリート協同組合が加入し、引き続いて淡路生コンクリート協同組合、北摂生コンクリート協同組合並びに北神生コンクリート協同組合が加盟。
平成29年11月には東播生コンクリート協同組合、兵庫県中部生コンクリート協同組合並びに12月には兵庫県西部生コンクリート協同組合とその周辺の員外社の各社が個別に加入し、現在当協組は組合員数164社189工場、年間出荷数量800万m³の日本最大の生コンクリート協同組合となりました(いずれも、平成29年12月現在)。
また、平成28年6月から全社による共同販売事業がスタートした後、出荷数量・販売価格ともに順調に上昇し、組合員各社の経営状況も改善され、合流の成果は顕著なものとなっております。
将来的には、標準原価を精査し値戻しを完了させ、年間売上高2000億円を目標に運営してまいります。
今後、価格の安定により組合員の収益の改善が見込まれる中、設備投資・安全対策・労働環境の整備・賃金の引上げ・雇用体系の見直し等にも取り組んでまいります。
また、今後の需要の見通しに応じて、構造改善事業の実施を検討するなど、需給バランスの是正にも取り組みます。さらに、3カ年・5カ年計画を明確にし、内部統制と組織の強化を行います。
従来の金融政策・財務政策も見直してまいります。
当協組の永年の課題でありました組織率の向上、適正価格を収受できる体制の確立という問題が解決を迎えた今、組合員各社の収益改善はもとより、ゼネコン・登録販売店・原材料等のお取引先・輸送会社ほか、すべての業界関係者が潤うことを目指し、さらに「売り手よし・買い手よし・世間よし」の三方よしの精神を実践してまいります。
品質保証・安定供給・適正価格・社会貢献の4つの行動理念を実践し、地域社会の発展に尽力してまいりますので、今後ともご愛顧のほどお願い申し上げます。
平成29年12月






